学級活動部

今年度の研究

部長 髙橋 美衣(中央区立月島第二小学校)

研究主題「自ら未来を切り拓く児童を育成する学級活動」

1 主題設定の理由

 学習指導要領には、「学級生活の充実と向上を目指し、 他者と協力したり、個人として努力したりしながら、自主的・実践的に取り組むことにより、活動することの楽しさや成就感・達成感を得たり、自己有用感を高めることにつながる。」とある。学習指導要領では、特別活動がこれまで教育課程上果たしてきた役割を踏まえて、「人間関係形成 「社会参画」「自己実現」の3つを視点としつつ、「知識・技能 「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の3点の柱に沿って、資質・能力が整理されている。 今年度より、新たに設定された本研究会の主題である、「自ら未来を切り開く児童を育成する特別活動」を受け、学級活動部では子供たちにとっての未来とは、明日であったり、遠い将来であったり、長い期間のことと捉えた。今を懸命に生きる子供たちにとって、多くの時間を過ごすのが学級である。その中で、自分の興味のあることや自信のあることが分かること、自分の興味があることや自信のあることを行い、友達や学級に貢献すること、また、自分の思いや願いを叶えられること、学級の中に自分の居場所や役割があることと捉えた。
 学級活動においては、学級という集団の中で、様々な問題を自分たちで見付け、解決方法について話し合い、合意形成を図る。 そして、合意形成したことをもとに実践し、 解決につなげていく中で、自他のよさや可能性を広げたり、 活動することへの達成感や充実感を得たり、自己有用感を感じたりすることができる。そして、その経験の積み重ねが生涯にわたって、集団や社会の一員として、また社会の形成者として、たくましく生き抜く資質や能力へとつながるよう指導していく。
 今年度も昨年度に引き続き、学級活動部が長い期間をかけて研究、そして検証してきた多くの手だての中から、① 事前指導の工夫 ②思考の可視化の工夫 ③終末の助言の 工夫 ④振り返りの工夫 以上の4つの手だてに絞り、汎化に向けて研究を深めていく。また、来年度に向けて評価規準を見直し、指導の充実や指導と評価の一体化を一層図っていく。

2 研究の視点

 視点1「みんなと協力して活動する力を育てる指導の工夫」(人間関係形成)
 視点2「よりよい集団をつくり上げる力を育てる指導の工夫」(社会参画)
 視点3「なりたい自分に向けて行動する力を育てる指導の工夫」(自己実現)

3 研究構想図

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